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フェイク

「サト、さとり...」
甘い台詞が耳元に聞こえた。
嘘でしょう?こんな甘い、切ない声聞いたこと無いよ?
「だめ、今までと違うんだから...あたしはもう...」
何と違うって言えばいいんだろう?「恋人」「彼女」ちがうよね?じゃあ、「情婦」「セフレ」...「奴隷」?うわぁ一番しっくり来る〜〜
料理から掃除まで家事全般させられて、性処理までするなんて、奴隷のようなものだったものね。
「五月蝿い、口答えするのはこの口か?」
「ふうん、むっ....んっ!!」
下着なんてとっくにはぎ取られて、縛られてるので上半身にだけ衣類が残っていて、さっきから何本もの指があたしの奥を掻き回してる。
「ふぐっ〜〜〜!!」
ソコはダメっ!!奥の上側のポイントをしつこく掻き出しはじめた。ダメ、ソコはおかしくなる...
「あっ、あっ....んっあぁああああ!!」
出ちゃう…
イクって言うより、出ちゃう...
ひくついたあたしのあそこが、何かを吹き出す。さらさらの、液体...
「ああ、シーツべちょべちょにしちまって...後でサトが洗えよな?」
下半身を震わせてるあたしの目の前で、自分の濡れた指を舐めはじめる。
ちょっと、そんな変態さんはやめてよ...今舐めてるのって、あ、あたしのだよね?
「すんげえ、濡らしちゃって...サト、ヤラしいなぁ、おまえ...」
「ちがっ、やめてよぉ...」
「そんなに溜まってた?おまえも...誰ともやってなかったんだな...」
ニヤって笑うその笑顔が怖いです!!
「欲しくねえの?どうなのよ?」
「ううっ...」
言えるわけないでしょ?ヤバいんだから...
「言わなきゃやらないって言いたいとこだけど、今夜は許してやんねぇ。いらないって言っても、やめねえ。オレの3ヶ月分、おつりが出るほど、サトリの身体で満足させて貰うから。」
そんな...3ヶ月分って??
前に1ヶ月空いたときもかなりひどい目に遭わされた気がするんですけど?
そのまえに、あたし達復活したわけじゃないですよね?
だったら、これは?この関係は??
「ダメ、帰るぅ...いやぁ...」
「な、泣くな...すぐに、気持ちよくさせてやるから...」
あたしの泣き声に、少しだけ怯んだけどやめてくれない。泣き落としも通用しないらしい...
熱いモノが。あてがわれる。溝をなすっていくとイヤらしい音がぴちゃぴちゃと聞こえた。
「だめっ!」
そんな、何にも付けないでなんて...だめだよっ!
あっ...はいっちゃった。
「ほら、サトリも欲しがってる、オレの、すんげえ飲み込んでる。ほ...ら、奥まで入っちまったぞ?」
「んんぐっう...」
どうしよう?
「久しぶりだからな、セーブなし...」
「ええっ??ひゃんっ!」
いきなり、それ、激しすぎっ!身体が折り曲げられて激しく注挿させられて、奥にもがんがん当たっててくる。
「だ、だめっ...」
このままじゃあたしまでいっちゃう...
「あっくっ...サトっ!!」
「やぁああっ...!」



いっちゃった...
あたしも、天野さんも...
中にいっぱい、天野さんの...ピルやめてから、ちょっと狂ってて、2回目の生理来てなくて、いつ来るか判らないのに...
「はぁ....やっぱ、サトの中、いい...」
「ま、さひろ...」
まだそう呼んでもいいのかな?
「んっ、なに?」
あ、笑ってくれた。すごく優しい、力の抜けた笑顔で...そうだよね、天野さん目一杯いっちゃってるし...ってえ?
「もっかいな、サトリ。」
やだぁ!!!そのまま復活しないでよぉ!!
「今度は持ちそうだから、ゆっくりしてやる。」
違うって、その前に洗わなくっちゃ!さっきの...
だから、もう離して!
あたしを帰してよ!!
忘れ物取りに来ただけなのに...


その日は朝まで離してもらえなかった。


復活したわけじゃなかった。
朝はそのまま食事の用意と、汚したシーツの洗濯済ませて、急いで仕事に出る。荷物は仕事場に持っていけないので、また取りに来るから置かせて置いてくださいとメモだけ残した。
天野さんは満足げにまだ寝てる。
シーツ洗うために、ベッド追い出したら、コタツ(未だに出てる...)でぐっすりと。
まあ、カレは今日は昼からだけど、あたしは天野さんの衣装引き取りに行かなきゃいけないから先に出た。
え?
何?
今の...
眩しかった。一瞬。
なんで?
今、撮られた?
違うのに...
そりゃたまたま、えっちはしたけど、あたしと天野さんは付き合ってるんじゃなくって、家政婦でもなくって...なんなんだ?
だから、あたしなんて撮ってもしょうがないのに?

何で別れてから撮られるのよ??
あ、天野さんに連絡しなきゃ!!
「あ、あのっ、い、いまマンションの出口で撮られちゃったんですけど...」
「あん?なにを...」
やっぱ寝起きは機嫌悪い〜〜
「しゃ、写真です!週刊誌かなにか...」
「ふん、いいんじゃないの、撮らせておけば?」
「そんなぁ...」
「一人だけ撮られたって、何ともないでしょ?」
「あ...そっか...」
一緒に撮られてこそ、スクープなんだ。
「そうでした、スミマセン。」
「判ったら、オレもう一回寝るから、11時頃に携帯で起こせよな?」
「あ、はい...」
って、あたしが居なくなってから、どうやって起きてたんだろう?
他に、いた?
でもあの部屋は、どう見ても誰も来てない...


ほっとしてどうする?あたし...

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